肌の老化対策に有効とされるエイジングケア。
その方法は無数にあるといわれていますが、夏は紫外線対策を徹底することが一番のエイジングケアになります。
夏の紫外線は肌にどのような影響をおよぼすのか、エイジングケアのための対策方法と一緒に見ていきましょう。
Contents
1.夏の紫外線はお肌の敵!
1-1 肌老化の原因の約8割が紫外線
実は、肌の老化を引き起こす原因の約8割が紫外線だといわれています。
紫外線は肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊するだけでなく、コラーゲンなどを作り出す線維芽細胞にまでダメージを与えます。
その影響で、肌のたるみやシワが進行しやすくなってしまうのです。
また、紫外線は活性酸素を増やすため、細胞の酸化を引き起こします。
このこともシミやシワなど、さまざまな肌老化の原因になると考えられています。
1-2 夏は紫外線量がピークに!
肌にダメージを与える紫外線にはUVAとUVBの2種類がありますが、この両方が夏にもっとも多く降り注ぎます。
夏のUVA量は冬の約2倍、夏のUVB量は冬の約5倍にも跳ね上がるのです。
老化を引き起こすのは肌の奥深くにまで侵入するUVAといわれていますが、UVBも肌表面にダメージを与えてバリア機能を低下させるので注意が必要です。
エイジングケアのためには、どちらからも肌をしっかり守ることが重要といえるでしょう。
2.エイジングケアのための紫外線対策術
2-1 日焼け止めを塗る前に保湿をする
紫外線対策には日焼け止めが欠かせませんが、乾燥した肌に塗るのはNGです。
乾燥していると肌のバリア機能が低下するため、日焼け止めを塗ってもダメージを受けやすくなってしまうのです。
また、日焼け止めの成分にはもともと肌を乾燥させる性質があります。十分に保湿をして、うるおった状態に整えてから日焼け止めを塗るようにしましょう。
2-2 日焼け止めをこまめに塗り直す
日焼け止めは汗や皮脂、摩擦などの影響で徐々に落ちていきます。2~3時間には塗り直して、紫外線ダメージを受けない肌に整えましょう。
外出先での塗り直しには、手軽に使えるスプレータイプやパウダータイプがおすすめです。
メイクをしている顔は、汗や皮脂をティッシュで押さえてから、UVカット効果のあるパウダーファンデーションやルースパウダーを重ねると、簡単&キレイに塗り直せますよ。
2-3 日焼け止めとUVカットグッズを併用する
日焼け止めを塗っていても、ムラや塗り残しがあると紫外線ダメージを受ける恐れがあります。
より万全な対策をおこなうために、UVカット効果のある日傘や帽子、パーカーなどのグッズを併用しましょう。
目に入る紫外線も老化の原因になりますから、UVカットのサングラスも忘れないでくださいね。
2-4 日焼け止めを落としたあとのケアも大切
肌老化を防ぐためには、日焼け止めを落としたあとのケアも大切です。
乾燥していると肌の修復が遅れてしまうので、日焼け止めを塗る前と同じようにクリームで保湿しましょう。
肌がほてっている場合は、保冷剤や冷水で冷やしてから保湿をすると効果的です。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
紫外線対策は、それほど難しいことではありません。日常生活にちょっとの手間をプラスするだけで、紫外線ダメージをしっかり防ぐことができます。
いつまでも若々しい肌を保つために、万全な対策を心がけていきたいですね。