夏の肌は汗や皮脂でベタつくため、「十分にうるおっている」と勘違いしがちです。
しかし実は夏の肌こそ乾燥しやすく、ベタつくのにカサつく”インナードライ肌”になりやすくなっています。
正しいスキンケアをするためにも、まずは自分がインナードライ肌かどうか、セルフチェックで確かめてみましょう。
1.インナードライ肌のチェック方法
≪チェック項目でセルフ診断≫
以下の項目に2つ以上当てはまる人は、インナードライ肌が進行している可能性があります。
・洗顔後は乾燥を感じるのに、時間が経過すると皮脂が出る
・角栓ができやすい
・肌のキメが荒い
・肌が硬い、ゴワつきを感じる
・毛穴が目立つ
・保湿しても乾燥する
・冬は乾燥するが、夏はベタつく
≪セロハンテープでチェックする≫
1.セロハンテープを4センチぐらいの長さに切ります。
2.左手の甲の真ん中に、セロハンテープを貼り付けます。
3.右手でテープを3秒ほど軽く押さえてから、一気にはがしましょう。
4.テープが白くなればなるほど皮膚の細胞がもろくなっている証拠。
肉眼で見て明らかにテープが白くなっている人は、インナードライ肌の可能性ありです。
なお、テープについているものは皮膚の角質です。
皮膚の溝の形で、肌のキメが荒いかどうかもチェックできますよ。
ただしインナードライ肌はオイリー肌と間違えやすいので、判断しかねる時はコスメカウンターで水分量と油分量をチェックしてもらいましょう。
水分量が少なく、油分量が多い場合は、間違いなくインナードライ肌となります。
2.インナードライ肌の予防・改善方法
≪まずは優しい洗顔が第一≫
ゴシゴシと肌をこするような洗顔をすると、角質層がはがれて水分量を保ちにくくなります。
洗顔料で作ったキメの細かい泡をクッションにして、肌をこすらず優しく洗いあげましょう。
クレンジングの際も、メイクだけを浮かして落とすことを心がけてくださいね。
≪保湿ケアは必ず行う≫
インナードライ肌はベタつきがちですが、保湿を怠ってはNG。
皮膚の水分量を増やすために、保湿ケアは欠かさず行いましょう。
皮脂が多いとさっぱり系の化粧品を使いがちですが、インナードライ肌を改善するためには高保湿・高浸透の化粧品を使うことが大切です。
≪スキンケア回数を増やす≫
洗顔後の乾燥を防ごうと思うと、化粧品の重ね塗りをしたくなりますよね。
しかしインナードライ肌の場合、一度に無理に重ね塗りをするよりも、少し時間をおいてから再度スキンケアをしたほうが◎
1日のスキンケア回数を増やすことで肌に乾燥するヒマを与えず、常にうるおった状態をキープできるようになります。
さまざまな肌トラブルを引き起こす恐れがあるインナードライ肌。
まずは、セルフチェックから始めてみてはいかがでしょうか。