口元の乾燥を感じて鏡を見てみると、粉が吹いている……という経験、意外とよくありますよね。
他の皮膚は何ともないのに、何故口周りだけ?と不思議に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな口周りの乾燥の原因と、粉吹きの対策方法についてご紹介します。
1.口周りが乾燥する原因とは
・皮膚が薄い
口周りの皮膚はとても薄く、乾燥しやすくなっています。
それにも関わらず、口は会話や食事でよく動かす場所です。
皮膚が薄いうえに動きによって刺激が加わるため、他の場所よりも乾燥しやすいのです。
・摩擦
口周りは食事などで汚れがつきやすい場所です。
それをハンカチやティッシュでこすり落とすと、皮膚に細かな傷がついて乾燥を招いてしまいます。
また、リップを落とす時の摩擦も皮膚にダメージを与えるので注意が必要です。
・歯みがき後の洗浄
歯みがきが終わった後、口周りまでゴシゴシ洗っていませんか?
その洗浄が皮膚の保湿成分を奪い、乾燥を招いている危険性があります。
特に歯みがきの回数が多い人、激しく洗ってしまう人は注意が必要です。
2.口周りの粉吹き対策
・保湿剤の二度塗り
口周りは乾燥しやすい場所なのに、意外と保湿し忘れている方が多いようです。
顔全体のスキンケアが終わった後、もう一度口の周りに保湿剤を重ねておきましょう。
入念に塗っておくことで、乾燥を防ぐことができます。
なお、口周りにはワセリンや高保湿クリームなど、保湿効果の高いものがおすすめです。
水分の蒸発や角質の剥がれを防いでくれるので、粉吹きの症状が抑えることができますよ。
日中もポーチに入れて持ち歩き、歯みがき後などにもこまめに塗るようにしましょう。
・朝はぬるま湯洗顔で
洗顔料は皮脂や汚れを落としてくれますが、乾燥肌には負担になることも。
乾燥が気になる場合は、朝はぬるま湯だけの洗顔にしてみましょう。
熱いお湯では乾燥を招くので、32℃程度のぬるま湯を使ってくださいね。
もしTゾーンの皮脂が気になる場合は、Tゾーンにだけ洗顔料を使うことをおすすめします。
部分によって使い分けて、口周りの潤いを守りましょう。
・口周りをこすらない
口周りの汚れやメイクを落とす時は、できるだけ皮膚をこすらないことが大切です。
飲食で汚れがついてしまったら、ティッシュでこするのではなく、水でサッとすすぎましょう。
ただし、すすぎすぎると乾燥を招くので、水で濡らすような感覚でOKです。
その水分を拭き取る時も決してこすらず、ティッシュで押さえるだけにしましょう。
最後に
メイク落としと洗顔は毎日のように行うものですから、その1回1回の摩擦を減らすことで、粉を吹いてしまう恐れも減っていくでしょう。
すこしずつ意識してケアしていくことが大切です!