年齢を重ねるとともにシワやシミなどが増え、肌の悩みがどんどんと出てきますが、これを解消するためにはターンオーバーを整えることが大切です。
しかし、このターンオーバーも加齢によって次第に周期が乱れていくもの。
加えて生活習慣や食生活の乱れなどがあると、さらにターンオーバーのリズムは崩れてしまいます。
これを整えるためには、生活習慣や食生活の改善という基本にプラスして、保湿ケアを充実させることがとても重要なポイントです。
シワやシミ、たるみなどの年齢肌トラブルを解決するためにも、ターンオーバーと保湿ケアの深い関係について学んでいきましょう。
1.「ターンオーバー」と「保湿ケア」の関係
ターンオーバーという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、これは肌の生まれ変わりを意味している言葉です。
年齢やパーツによってもその周期は異なりますが、一般的に20歳前後の健康な方のターンオーバーは約28日といわれています。
しかし、加齢や生活習慣の乱れ、スキンケア不足、紫外線などのいろいろな要因が重なると、ターンオーバーは乱れ気味に。
とくに肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下するため、さらにターンオーバーは不調になってしまいます。
ターンオーバーが乱れると、肌の生まれ変わりが上手くいかなくなってしまうので、シミやシワなどもなかなか改善することができません。
それどころか、ターンオーバーによって排出されるはずのメラニン色素がどんどんと溜まっていくので、さらにシミやくすみを増やしてしまうこともあります。
また、肌のバリア機能が低下しているため、乾燥が進み肌のゴワつきやザラつきなどが気になるようになってしまいます。
これを解消するためには、正しいスキンケアを行って肌をしっかりと保湿し、ターンオーバーを正常に整えることが大切です。
次に、毎日のスキンケアで取り入れるべき保湿方法をご紹介いたします。
2.ターンオーバーを整える保湿ケア方法
2-1肌の保湿のために洗顔はササッと
ターンオーバーを整えるためには、丁寧なスキンケアが重要ですが、洗顔はササッと簡単にすませるのが大切なポイントです。
あまりに時間をかけて洗顔料での洗顔を行っていると、必要な分の皮脂までもが落とされてしまい、肌の乾燥がより進んでしまいます。
洗顔は保湿ケアの基本ともいえる大切な工程です。
これ以上肌のバリア機能を低下させないためにも、洗顔料はしっかりと泡立てて、優しい力加減で洗顔しましょう。
Tゾーンなどの皮脂分泌が多い部位を中心に洗い、目元や口元は洗顔料をのせる程度でもOKです。
2-2保湿ケアにはハンドプレスを取り入れて
洗顔が終わって保湿ケアを行うときには、肌にしっかりと浸透させるためにもハンドプレスを取り入れるのがおすすめです。
顔全体に保湿クリームなどを塗ったら、両手の手のひらで顔を包み込むようなイメージで押さえ、そのまましばらくキープします。
目元や口元などの乾燥しやすい部位は、とくに時間をかけてハンドプレスしてあげましょう。
最後に
年齢による肌のお悩みを解消し、健やかな素肌を手に入れるためには、保湿ケアが重要なカギを握っています。
時間をかけて丁寧なケアを行うことが大切ですが、その努力をしたぶん肌はきっと応えてくれるはずです。
毎日の保湿ケアをきちんと行って、ターンオーバーを整えていきましょう!