皮脂というとニキビやテカリなどの原因になるもの、というイメージがありますが、実は肌にとってなくてはならない存在です。
加齢とともに皮脂が減少すると、かえってさまざまな肌トラブルが引き起こされてしまうのです。
皮脂はどのような役割をしているのか、皮脂を増やして健康的な肌を保つ方法とあわせてご紹介します。
1.皮脂の役割とは
皮脂は汗と混じり合うことで、肌の表面を覆う皮脂膜となり、肌にさまざまなメリットをもたらしてくれています。
まず一つが、皮膚の乾燥を防いでくれること。
皮脂膜はいわば天然の保湿クリームです。肌の水分の蒸発を防ぎ、カサつきや肌荒れを予防してくれます。
また、皮脂膜はホコリや細菌などの外部刺激から肌を守るバリア機能という役割も担っています。
皮脂膜がなくなると、ちょっとした刺激にも反応する敏感肌になりやすくなるのです。
2.皮脂の分泌を増やす方法
上記のようにさまざまな役割を持つ皮脂ですが、その分泌量は加齢とともに減少します。
年を重ねるごとに乾燥肌になりやすくなるのは、皮脂の減少も大きく関係しているのです。
ではどうしたら皮脂の分泌を促すことができるのか、自分でできる方法を見ていきましょう。
①体温を上げる
「夏はテカリが気になるほどなのに、冬は皮脂が全く出なくなる……」と実感している方は多いでしょう。
その理由は、皮膚の温度にあります。皮膚の温度が低くなると皮脂が流れ出にくくなり、分泌量も低下するのです。
そのため、肌を守る皮脂膜を作るには、体温を上げることが大切です。
体を冷やす食べ物や飲み物はできるだけ避けて、温かいものや、体を温める作用のあるしょうがやネギなどを口にするようにしましょう。
入浴や運動、マッサージなども効果的です。
②ビタミンA・Eを摂る
皮脂の分泌を促すためには、ビタミンAとビタミンEが欠かせません。
ビタミンAには皮脂の産生を調整する作用、ビタミンEには血行を改善して皮脂の分泌を促す作用があるのです。
ビタミンAはモロヘイヤ、にんじんなどに、ビタミンEはピーナッツ、かぼちゃなどに含まれているので、積極的に取り入れましょう。
③良質な油を摂る
良質な油を摂ることは、良質な皮脂を作ることにつながります。
亜麻仁油、エゴマ油、フィッシュオイルなど、体内で生成されないオメガ3脂肪酸を含むものを意識して摂るようにしましょう。

④おやつには「くるみ」をチョイス
最近ではナッツ類をおやつに食べる女性が増えてきていますが、良質な皮脂を増やして美肌を手に入れたい方にはくるみがおすすめです。
くるみはオメガ3の含有量がナッツの中で最も多いうえに、ビタミンEやビタミンB群も豊富に含まれています。
肌の乾燥を感じがちなときは、1日にひとつかみ分のくるみを食べてみましょう。
最後に
適量の皮脂は、肌のうるおいや健康を守るために欠かせません。
加齢や冷えによる皮脂の減少を、日々の習慣や食生活から改善していきましょう。


